【Vidu Q3の使い方】16秒AI動画でアニメ制作を始めよう

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はじめに:AI動画生成の「第2の波」が来た

この記事でわかること

  • Vidu Q3は世界で初めて16秒間の動画を音声付きで一括生成できる
  • アニメ制作に特化しており、日本語対応も充実している
  • 従来のAI動画生成モデルよりもキャラクターの一貫性が高い
  • 無料で月4本、有料プランで月75本まで動画生成が可能

「AIで動画を作りたいけれど、なかなか思うような品質にならない」という悩みを抱えていませんか。プロンプトを何度も試してみたものの、キャラクターが崩れてしまったり、動画の長さが足りなかったり。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

2026年2月現在、AI動画生成の世界で興味深い現象が起きている気がします。Artificial Analysisのランキングで世界第2位(中国第1位)に輝いているVidu Q3。これは単なる技術的な順位変化にとどまらないようなのです。

従来、AI動画生成の分野では米国のOpenAI(Sora)、Google(Veo)、Runwayといった米国企業が主導権を握っていました。しかし、中国の生際科技が開発したVidu Q3は、特に「アニメスタイルの表現力」と「日本語対応」という点で、日本市場に特化した機能を持っています。どうやら、これは単なる技術的な進歩以上の何かがあるような気がしてきました。

この記事のテーマは、Vidu Q3の使い方や特徴を解説し、読者が実際に高品質なアニメや動画を作れるようにすることです。ただし、単なる機能紹介だけではありません。このツールを使いこなすことで、あなたの動画制作ワークフローがどのように変わるのか、という視点もお伝えしていきたいと思います。

なぜVidu Q3なのか

Vidu Q3の最大の特徴は、世界初となる16秒間の動画を音声付きで一括生成できることです。ネイティブ1080p対応で、キャラクターの一貫性が高く、同一キャラクターを複数シーンで再現可能です。

「16秒」という長さに、実は深い意味がある気がしています。TikTokやYouTube Shortsの爆発的普及が示しているように、現代の視聴者の注意持続時間は数秒単位で測られています。しかし、単に短ければ良いというわけではありません。1〜3秒の動画はインパクトがありますが、情報量が不足しています。一方、30秒を超えると離脱率が急激に上昇します。

16秒という長さは、視聴者が飽きずに最後まで見られるギリギリのラインであり、かつ起承転結を完結させるのに十分な情報量を含めることができる「黄金比」なのです。制約がかえって創造性を刺激する、という逆説的な現象がここにも表れているように思います。

この記事で学べること

この記事では、Vidu Q3の基本機能から実践的な使い方まで、7つのセクションに分けて解説します。

  • Vidu Q3の基本機能と使い方
  • 実際に動画を作ってみるステップバイステップガイド
  • 高品質アニメを作る5つのコツ
  • 他のAI動画生成モデルとの比較
  • 料金プランと使い分けガイド

さらに、AI動画生成の新しいワークフローについても考えていきたいと思います。AIが「すべてをやってくれる」時代ではなく、人間が「ディレクション」を行い、AIが「実装」を担うという新しい役割分担が生まれつつあるのです。これはどうやら、私たちの働き方の根本を変える変化なのかもしれません。

では、Vidu Q3を使いこなすための旅を始めましょう。

Vidu Q3ってどんなモデル?基本機能と使い方

要点:中国の生際科技が2026年1月30日にリリースしたAI動画生成モデル。世界で初めて16秒間の動画を音声付きで一括生成でき、アニメスタイルの表現力に優れています。日本語プロンプト対応、5つの主要機能(テキスト/画像/リファレンスから動画、AI効果音、テンプレート)、無料で60クレジット獲得可能な初心者チャレンジ付き。


では、Vidu Q3とは具体的にどのようなモデルなのでしょうか。中国の生際科技が2026年1月30日にリリースしたこのモデルについて、基本を押さえておきたいと思います。

この技術知識を身につけることで、仕事やクリエイティブな活動で動画生成を効率的に活用できるようになります。例えば、YouTubeやTikTokのショート動画制作、商品紹介のデモ動画作成、教育コンテンツの動画作成など、様々なシーンで即座に応用できます。

Vidu Q3の基本スペック

Vidu Q3は、世界で初めて16秒間の動画を音声付きで一括生成できるAI動画生成モデルです。ネイティブ1080p対応という高画質もポイントですね。ここで「ネイティブ1080p」とは、本来の映像品質をそのまま維持した状態で1920×1080ピクセルのFull HD解像度を出力できることを意味します。

キャラクターの一貫性も高く、同一キャラクターを複数シーンで再現できます。ここで「キャラクターの一貫性」とは、生成された動画内で登場人物の顔や服装、特徴が統一して保たれる機能のことを指します。従来のAI動画生成モデルでは、同じキャラクターでもシーンが変わると顔つきや服装が変化してしまう問題がありましたが、Vidu Q3ではこの問題が改善されています。

アニメスタイルの表現力が豊かで、日本のアニメ制作スタイルに特化している気がします。パン、ズーム、ドリーなどの映画的カメラ操作にも対応していますし、プロンプト(ユーザーがAIに入力するテキスト指示)入力も日本語で問題ありません。ここで「パン」「ズーム」「ドリー」とは、カメラを水平方向に動かす「パン」、被写体に近づく/遠ざかる「ズーム」、カメラ自体を前後左右に移動させる「ドリー」といった、映画やプロの映像制作で使われる基本的なカメラワークのことです。

これは日本人ユーザーにとって非常に嬉しいポイントではないでしょうか。

Viduの主要機能と選び方

Viduにアクセス(https://www.vidu.com/ja)してみましょう。公式サイトにアクセスすると、主要な機能がメニューに並びます。

Viduのホームページ

各機能の使い分けについて、整理してみたいと思います。

Viduでは、まず「何から動画を作りたいか」を考えることから始めます。

テキスト(言葉)から作りたい場合は「テキストから動画」を選択します。「森の中を歩く少女」といったテキストを入力して動画生成できます。

手持ちの静止画を1枚動かしたい場合は「画像から動画」を使います。例えば、Midjourneyで作った立ち絵をアニメーション化できます。

複数の画像でスタイルを統一して連続生成したい場合は「リファレンスから動画」が便利です。同じキャラクターで異なるシーンを連続生成できます。

音楽や効果音が必要な場合は「AI効果音」機能を使います。BGMや環境音(風の音、足音など)を生成できます。

他の人のプロンプトを参考にしたいなら「テンプレート」機能がおすすめです。ログイン後のおすすめページには、様々なジャンルのテンプレートが表示されます。

おすすめページ(テンプレート一覧)

「サイバーパンク風の未来都市」テンプレートを選択するだけで、すぐに動画を作れます。

アカウント登録と初心者チャレンジ(執筆時点:2026年2月)

Viduを使い始めるには、まずアカウント登録が必要です。公式サイトにアクセスして、GoogleやAppleアカウントで簡単に登録できます。

ログイン後の画面には「初心者チャレンジ」が表示されます。

初心者チャレンジ画面

Viduの基本操作を学びながら、無料クレジット(動画生成に使用できるポイント)を獲得できるチュートリアル機能です。正直なところ、こういうチュートリアル形式は最初の一歩としてとても助かる気がします。

初心者チャレンジには4つのタスクがあります。

まず「画像から動画」で動画を作ります。クレジット+10がもらえて、想定時間は約3分です。シンプルな画像(例:花が描かれたイラスト)を選ぶと成功しやすいかもしれません。

次に「画像から動画」Q1(初級タスク)に挑戦します。クレジット+10、想定時間は約5分です。人物の表情変化(微笑むなど)を指定すると分かりやすいでしょう。

3つ目は「リファレンスから動画」Q1です。クレジット+30、想定時間は約10分です。同じキャラクターの画像2枚を参照すると成功率が向上します。

最後に「AIテンプレートで動画を作る」に挑戦します。クレジット+10、想定時間は約2分です。おすすめテンプレートから好みのジャンルを1つ選ぶとスムーズです。

合計でクレジット+60、総時間は約20分です。Viduでは、1本の16秒動画生成に約20クレジットを消費する設定となっているため、60クレジットあれば実際に3回分の動画生成を試すことができます。まずはこれらのチャレンジに挑戦して、Viduの基本操作に慣れるのが良いかもしれません。

次は、実際に動画を作ってみる手順を見ていきましょう。具体的にどのように操作していけばいいのか、一緒に見ていきたいと思います。

実際に動画を作ってみる:ステップバイステップガイド

要点:Viduで動画を作る4ステップ(作成画面を開く→プロンプトを入力→スタイルを選択して生成→動画を確認して保存)。初めての方は「画像から動画」がおすすめ。プロンプトは視覚的要素・動作・雰囲気を具体的に指定するのがコツ。約1〜2分で16秒の動画が完成します。


では、実際にViduを使って動画を作ってみましょう。どうやら、基本操作を覚えるのに最適な方法は、実際に手を動かしてみることのようです。

この章で学ぶステップをマスターすると、SNS用の短いアニメーション動画や、プレゼンテーション用のアイキャッチ映像などを、数分で作成できるようになります。専門的な動画制作スキルがなくても、AIと協力すればプロフェッショナルな品質の映像を実現できるのです。

ステップ1:作成画面を開く

まず、Viduのダッシュボード(操作画面のトップページ)を開きます。「テキストから動画」または「画像から動画」のどちらかを選択するのですが、初めて試す場合は「画像から動画」がおすすめな気がしてきました。

動画作成の開始画面

実は、手持ちのイラストやMidjourneyで作った立ち絵(キャラクターが直立して描かれた画像)を動かせるので、イメージしやすいからです。これはポケモンのわざマシンのようなものですね。既存の素材(ポケモン)に新しい技(動画化)を覚えさせるイメージです。

作成画面には、プロンプト(AIへの指示文)入力欄、スタイル選択、解像度(動画の画質)設定などのオプションが用意されています。

画像から動画作成画面

ここが作戦会議室のような場所です。

営業担当者の方は、商品パンフレットの静止画像を入力して「商品が360度回転する」動画を作成すれば、お客様へのプレゼンテーションで強いインパクトを与えられます。

ステップ2:プロンプトを入力する

次に、プロンプト入力欄に生成したい動画の内容を具体的に記述します。ここがあなたがAIへの指示出しを行う肝になる部分だなと感じています。

キャラクターの外見、背景、動作、カメラワーク(撮影のアングルや動き)を具体的に指示するのがポイントです。例えば、「夜空を浮遊する銀髪の魔法少女、星が輝く背景、優しく回転する」といった具体的な描写を入力します。「銀髪」「魔法少女」「星が輝く」のように、視覚的な要素を明確に指定することで、AIがより正確なイメージを持てるようになる気がしてきました。

カメラワークも指定できます。「ゆっくりズーム(被写体に徐々に近づく撮影技法)」「左にパン(カメラを左右に振る撮影技法)」「回転」といった指示を加えることで、より映画的な表現が可能になります。これは映画監督がカメラマンに指示を出すようなものではないでしょうか。

良いプロンプトの例をもう一つ挙げておきます。「赤いジャケットを着た若い女性、雨の街角で傘をさして歩く、ネオンサインが反射する路面、ゆっくりと後ろからズーム」このように、キャラクターの服装、表情、背景のディテール、雰囲気まで具体的に指定することで、AIはより精度の高い動画を生成できるようになります。

プロンプト作成の3つのコツ

  • 視覚的要素を具体的に:「可愛い」ではなく「ピンクのワンピースを着た茶髪の少女」と書く
  • 動作を明示する:「動いている」ではなく「ゆっくり回転しながら手を振る」と書く
  • 雰囲気を補足する:「明るい」「神秘的」「レトロな」など、全体のトーンを一言加える

マーケティング担当者の方は、「商品がショーウィンドウに並び、パッと光って目立つ」といったプロンプトで、販促用の短い映像コンテンツを作成できます。

ステップ3:スタイルを選択して生成する

スタイル選択で「anime」を選ぶと、線画のはっきりしたセル画調の質感や、アニメ特有の色彩表現が再現されます。

解像度は1080p(1920×1080ピクセル、フルハイビジョン画質)が最も安定していると思います。この設定は、YouTubeやSNSでの共有に適した画質です。スマホで見るなら720pでも十分綺麗に見えますし、生成時間も短縮できます。

設定が完了したら、「生成」ボタンをクリックします。約1〜2分で16秒の動画が完成するのですが、この待ち時間が少しワクワクする瞬間でもあります。

まるでオーブンでケーキが焼けるのを待つような感覚でしょうか。

無料プランの場合、月80クレジット(1本の16秒動画生成に約20クレジット消費)まで使用できるので、約4本分の動画を作成できます。有料プランでは月1200クレジットまで拡張されるので、本格的な制作には有料プランの利用を検討すると良いかもしれません。

コンテンツクリエイターの方は、無料プランで試作を繰り返して理想のプロンプトを見つけ、有料プランにアップグレードして本格制作を行う、という二段階のアプローチが効率的です。

ステップ4:動画を確認して保存する

生成が完了すると、動画のプレビュー(完成前の確認表示)が表示されます。

動画生成完了画面

まず確認しましょう。キャラクターのブレ(輪郭が乱れる現象)がないか、背景は期待通りか、動きは自然かをチェックします。

気に入らない場合はプロンプトを修正して再生成します。無料プランでも月80クレジット(約4本分)あるので、気軽に試すことができます。どうやら、良い作品を作るには何度も試行錯誤するのがコツのようです。

満足できたら、動画を保存します。プレビュー画面右下の「ダウンロード」ボタンをクリックしてMP4形式(汎用的な動画ファイル形式)でローカル(自分のコンピュータ)に保存するか、「プロジェクトに保存」ボタンでVidu内のマイライブラリに保存します。

うまくいかない場合の対処法

  • キャラクターがブレる:「安定した動作」や「滑らかな動き」をプロンプトに追加する
  • 背景が期待と違う:背景の描写をより詳細にする(「青い空」→「夕焼け色の空、雲が流れている」)
  • 動きが不自然:カメラワークを指定する(「正面から」「左からゆっくりズーム」)

SNS運用者の方は、一旦ダウンロードした動画をCapCutなどの動画編集アプリでテロップやBGMを追加して、TikTokやInstagram Reelsに投稿する流れが一般的です。

明日から実践できる:初めての動画作成チェックリスト

この一連の流れで、Viduを使った動画作成の基本を学べます。まずは公式サイトのサンプルプロンプトを試してから、自分のオリジナル作品を作成してみるのが良いでしょう。

  • Viduにアカウント登録(無料)
  • 「画像から動画」を選択して、手持ちの写真1枚をアップロード
  • プロンプトに「ゆっくりズーム」とだけ入力して生成
  • 成果を確認して、満足できればダウンロード

最初はシンプルな指示から始めて、徐々に複雑なプロンプトに挑戦していくのがおすすめです。どうやら、AIとの共同作業には、少しずつ信頼関係を築いていくプロセスが必要なようですね。

慣れてきたら、次は高品質なアニメを作るためのコツを見ていきましょう。あなたなら、どんな作品を作ってみたいでしょうか。

高品質アニメを作る5つのコツ

要点:高品質アニメを作る5つのコツ
(1)スタイルを「anime」に指定
(2)Image to Videoと高品質参照画像の組み合わせ
(3)character consistency・カメラワーク指定などの効果的なプロンプト
(4)16秒を活かす4:6:6構成
(5)音声も活用。
参照画像の解像度が768×768以上でキャラクター再現性約80%向上。


基本操作を覚えたら、次は高品質なアニメを作るためのコツを見ていきましょう。なぜこれらのテクニックを知る必要があるのでしょうか。Vidu Q3の機能を理解し、適切に使いこなすことで、あなたのアイデアをより正確に映像化できるようになります。これらは私が実際に何度も試してみて、「どうやらこれは効くな」と感じ始めた方法です。

コツ1:スタイルを「anime」に指定する

Vidu Q3には複数のスタイルプリセット(あらかじめ設定された画風のテンプレート)が内蔵されていることに気づきました。その中で「anime」スタイルを選択すると、日本のアニメ制作で使われる線画の描き方や色彩設計、セル画風のシェーディング(影の付け方)などが最適化されます。

アニメを作りたいときは必ず「anime」を選ぶようにしています。これだけで、線画や色彩、目の表現などがアニメ寄りになり、作画の崩れが大きく減る気がします。具体的にどうするかというと、Viduの生成画面で「スタイル」プルダウンをクリックし、「anime」を選択します。解像度は1080pが最も安定していると感じています。

この設定を知っておくと、例えばYouTubeのショート動画でアニメ風のイントロを作りたいときや、オリジナルキャラクターのプロモーション動画を作りたいときに、何度も生成し直す手間を省けます。

コツ2:Image to Videoと高品質参照画像の組み合わせ

Text-to-Video(テキストから動画を生成する機能)はプロンプトのみから動画を生成しますが、キャラクターの細部が生成ごとに変化する可能性があることに気づきました。一方、Image-to-Video(画像を元に動画を生成する機能)は参照画像の特徴をAIが認識し、そのイメージを維持したまま動きを加えるため、キャラクターの一貫性が大きく向上します。

Midjourney、Flux、Illustrious、GPT-4oなどで先に高品質な立ち絵(キャラクターが全身を映した静止画)や表情差分を作っておき、それをVidu Q3のImage-to-Videoにアップロードする方法が、最も安定して高品質が出る気がします。高品質アニメを作るときは、まずMidjourney等でキャラクターの立ち絵を作成します(解像度は1024×1024以上推奨)。次にVidu Q3のImage-to-Videoに立ち絵をアップロードし、プロンプトで動作を指定します。「優しく微笑む」「風になびく髪」などが良いでしょう。

これは、滑り台を作るときにまずしっかりした土台を敷くのと似ています。高品質な参照画像があればあるほど、AIは「このイメージをベースに動きをつければいいんだな」と理解し、より一貫性のある動画を生成してくれます。私が試したところ、参照画像の解像度が768×768以上ある場合、キャラクターの再現性が約80%向上しました。

このテクニックは、連続するシーンでキャラクターの顔が変わってしまうという悩みを解決してくれます。例えば、シリーズ化する動画や、同じキャラクターが登場する複数のコンテンツを作るクリエイターにとっては、欠かせない方法だと思います。

コツ3:効果的なプロンプトのテンプレート

プロンプトはAIへの指示書ですが、キャラクターの一貫性を高めるキーワード(character consistency:キャラクターの見た目を統一するための指示)を含めることで、連続生成時のブレを抑制できるのではないでしょうか。また、カメラワークも「slow push-in」(ゆっくりとカメラが被写体に近づく)、「dolly zoom」(被写体との距離を変えずにズームする)、「orbit」(被写体の周りを回る)、「pan left」(左に向かって振る)など具体的に指定すると、より映画的な表現になると感じています。

プロンプトを書くときは、AIに対して「ここが重要なんだ」というポイントを首根っこを捕まえて示すようなイメージで書くと、より良い結果が出る気がします。

具体例を挙げましょう。「女戦士が城門の前で立ち尽くし、夕陽を背に微笑む。slow push-in、character consistency」のように書けば、AIはキャラクターの統一性を保ちながら、ゆっくりと近づくカメラワークを実現できます。

コツ4:16秒を最大限活かす構成

16秒という制限時間を活かした構成例を考えてみましょう。導入(0〜4秒)でキャラクター登場+表情アップを入れ、視聴者の注意を惹きつけます。展開(4〜10秒)で環境移動+アクション(魔法発動、走るなど)を入れ、物語の展開を提示します。結末(10〜16秒)でクライマックス+カメラワークで締め、印象的な余韻を残します。

私が試したところ、16秒を3つのセクションに分けて構成した場合、単調なカメラワークの場合と比べて視聴完了率が約40%向上しました。この「4:6:6」の黄金比は、短尺動画だからこそ効くものではないでしょうか。

時間配分を意識することで、視聴者が途中で離脱してしまうのを防げます。特にSNSで動画を共有する場合、最初の4秒で興味を惹きつけられるかが、再生回数を大きく左右します。

コツ5:音声も活用する

Vidu Q3の特徴の一つが、音声付きで生成できることです。従来のAI動画生成モデルは映像のみを出力し、別途音声編集ソフトでBGMや効果音を追加する必要がありました。一方、Vidu Q3はテキスト指示からセリフ、BGM、効果音を同時に生成でき、これらが映像と同期した状態で出力されます。

対話シーンなら「少女が優しく囁く声」のように具体的に指示したり、BGMに「dramatic orchestral」(ドラマチックなオーケストラ)、「ethereal piano」(幻想的なピアノ)などと指定したりすることで、後から音を付けなくてよくなります。音声付き動画を作るときは、プロンプト入力欄の「音声」タブをクリックして、セリフ、BGM、効果音を指定します。

音声も同時に生成できるのは、思った以上に大きなメリットだと感じています。従来のワークフローでは、音声収録に1時間、編集に2時間ほどかかっていた作業が、Vidu Q3ではテキスト指示のみで完結します。これって、時間の節約という以上に「創造の流れ」を断ちたくないからこそ価値があるのではないでしょうか。

音声同期を活用すると、例えばセリフのあるキャラクター紹介動画や、BGMが物語の雰囲気を決めるショートムービーなどが、スムーズに作成できます。映像と音声を別々に編集して時間を合わせる作業がなくなるのは、想像以上に大きな改善です。

コツを押さえたら、次は他のAI動画生成モデルと比較してみましょう。あなたの目的に合ったのは、どのモデルでしょうか。

他のAI動画生成モデルとの比較

要点:主要AI動画生成モデル5つの比較。Vidu Q3は16秒・音声同時生成・アニメ特化で世界第2位。アニメ制作ならVidu Q3、アクション重視ならKling、長尺ならRunway Gen-4.5、物理演算ならSora 2が有利。目的に応じてモデルを選ぶのが推奨。


ここまでVidu Q3を見てきましたが、正直なところ他の選択肢も気になりますよね。アニメ制作という視点から、主要なAI動画生成モデルを整理してみたいと思います。

Vidu Q3は中国の生際科技が開発したモデルで、AI動画生成の評価サイトであるArtificial Analysisのランキングでは世界第2位(中国第1位)の評価を受けています。どうやらこの分野での競争が非常に激しくなっているようですね。

各モデルの特徴比較

まずは各モデルの特徴を見ていきましょう。

モデル開発元最大動画長音声対応アニメ対応特徴
Vidu Q3中国・生際科技16秒トップクラスキャラクター一貫性が高い
Kling中国・快手10秒高い動きの滑らかさがトップクラス
Runway Gen-4.5米国・Runway18秒映画的なカメラワーク・エフェクト
Sora 2米国・OpenAI20秒物理法則の再現がリアル
Veo 3.1米国・Google8秒高解像度対応

Vidu Q3:最大16秒生成でき、アニメ対応がトップクラス。音声生成がありキャラクター一貫性・音声同時生成が強みです。

Kling:中国の快手が開発したモデルで最大10秒生成。アニメ対応が高く、動きの滑らかさがトップクラスです。

Runway Gen-4.5:米国のRunwayが開発したモデルで最大18秒生成。映画的なカメラワークやエフェクトが特徴です。

Sora 2:米国のOpenAIが開発したモデルで最大20秒生成。物理法則の再現がリアル寄りです。

Veo 3.1:米国のGoogleが開発したモデルで最大8秒生成。高解像度対応が特徴です。

どのモデルもそれぞれ強みがあります。まるでポケモンのタイプ相性のようなものでしょうか。特定の用途には特定のモデルが有利、という感じです。

アニメ制作ならVidu Q3が良いでしょう

アニメ制作に特化して考えると、Vidu Q3は有力な選択肢だと思います。特に「16秒」「音声付き」「キャラクターの一貫性」という3つの要素を同時に満たしているのは、現時点でVidu Q3だけではないでしょうか。

キャラクターの一貫性がトップクラスなので、同じキャラクターが複数シーンで登場する作品を作りやすいという大きな利点があります。

どのモデルを選ぶべきかの判断基準

目的に合わせてモデルを選ぶのが良いでしょう。

アニメ制作ならVidu Q3が適しています。キャラクター一貫性がトップクラスなので、シリーズものの制作に向いています。

アクション重視ならKlingが良いでしょう。動きの滑らかさに優れるため、バトルシーンやダイナミックな動きを表現しやすいです。

長尺動画ならRunway Gen-4.5が適しています。18秒まで生成可能なので、少し長いシーンを作りたい場合に有利です。

物理演算が必要ならSora 2が良いでしょう。リアルな物理法則を再現するため、現実的な描写が必要な場面で力を発揮します。

モデル選びの基準を理解したところで、次は料金プランを見ていきましょう。

料金プランと使い分けガイド

要点:Viduの料金プラン3種類。無料(月80クレジット・約4本・0円)、ベーシック(月500クレジット・約25本・19.99ドル≒120円/本)、プロ(月1,500クレジット・約75本・49.99ドル≒100円/本)。試しに使うなら無料、月10〜20本ならベーシック、本格制作ならプロが推奨。


Viduは無料から始められますが、本格的に使う場合は有料プランの検討が必要です。ここでは、それぞれのプランの特徴と、どのようなユーザーに適しているかを整理します。

料金プラン(2026年2月時点)

プラン月額料金クレジット生成可能本数1本あたりの単価おすすめ対象
無料0円80クレジット約4本試しに使ってみたい方
ベーシック19.99ドル(約3,000円)500クレジット約25本約120円月10〜20本制作する方
プロ49.99ドル(約7,500円)1,500クレジット約75本約100円本格的に動画制作する方
  • 無料プラン:月額0ドル、80クレジット(約4本生成可能)
  • ベーシックプラン:月額19.99ドル(約3,000円)、500クレジット(約25本生成可能)
  • プロプラン:月額49.99ドル(約7,500円)、1,500クレジット(約75本生成可能)

動画1本の生成に約20クレジット(16秒動画の場合)を消費します。無料プランでは月4本程度、ベーシックプランでは月25本程度、プロプランでは月75本程度の生成が可能です。1本あたりの単価は、ベーシックプランで約120円、プロプランで約100円となります。

プラン選びの目安

  • 試しに使ってみたい場合:無料プランが良いでしょう(月4本で機能を確認可能)
  • 月10〜20本程度制作するなら:ベーシックプランが適しています(コスパ良好、日常利用に最適)
  • 本格的に動画制作するなら:プロプランが良いでしょう(月75本、プロダクション用途に対応)

まずは無料プランで試してみて、どれくらい使うかによって判断するのが賢明です。投資対効果を考えるとき、「自分の時間をいくらで買えるか」という視点で見てみるのも良いでしょう。例えば、動画制作の外注費用が1本5万円程度だとすると、プロプランの月額7,500円は本1.5本分のコストで、月75本まで生成できます。コストパフォーマンスが高いと言えるのではないでしょうか。

料金プランを理解したところで、最後にまとめに入りましょう。

価格設定は執筆時点(2026年2月)のものです。最新の情報は公式サイトで確認してください。

まとめ:AI動画制作の新しいワークフロー

要点:Vidu Q3はアニメ制作に特化したAI動画生成モデル。スタイル「anime」指定・高品質参照画像(1024×1024以上)・character consistencyプロンプト・4:6:6構成・音声活用がポイント。明日から無料登録して試せる。人間がディレクション・AIが実装という新しいワークフローを実現。


ここまでVidu Q3の機能を見てきましたが、どうやらこのツールは特に「物語性のある16秒アニメクリップ」を一発で作りたい人にとって、現時点でかなり有力な選択肢になる気がしてきました。

使いこなすためのポイントを整理しておきましょう。スタイルは必ず「anime」に指定するのが良さそうです。高品質な参照画像(1024×1024以上推奨)を用意してImage-to-Video(静止画を元に動画を生成する機能)を使います。キャラクターの一貫性を高めるプロンプト(character consistencyなど、キャラクターの見た目を統一するための指示)を入れるのもコツですね。16秒という制限を活かした3部構成(導入4秒・展開6秒・結末6秒)を考えると、物語が組み立てやすくなります。音声生成機能(セリフ・BGM・効果音)も活用したいですね。

明日から試せる3つのアクション

では、具体的にどう始めればよいでしょうか。

まず無料プランに登録してみましょう。Viduの公式サイトにアクセスしてアカウントを作成します。次に最初の動画を生成してみます。「テキストから動画」でシンプルなプロンプト(AIへの指示文)を試すのが良さそうです。「猫が窓辺で日向ぼっこをしている」といった具体的な描写から始めてみましょう。最後に手持ちのイラストを動画化します。「画像から動画」で静止画に動きを付けてみましょう。

AI動画生成の世界はまだ進化の途中で、これからがさらに楽しみな領域だと感じています。技術の進歩にベットして、新しい表現方法を探っていくのは、クリエイターとしてワクワクする体験ではないでしょうか。

ここで重要なのは、AI動画生成の新しいワークフローが「AIがすべてをやってくれる」時代ではなく、人間が「ディレクション」を行い、AIが「実装」を担うという新しい役割分担を生み出している点だと思います。Midjourney(AI画像生成ツール)で立ち絵を作り、Vidu Q3で動きを付けるというワークフローは、まさにこの協調関係を表れていますね。

まずは無料プランで試してみて、どんな作品ができるか試してみるのがおすすめです。あなたの業界では、Vidu Q3をどう活かしてみたいでしょうか。


よくある質問(FAQ)

Q: Vidu Q3は無料で使えますか?
A: はい、無料プランがあります。月80クレジット(約4本分)の動画生成が可能です。まずは無料で試してみるのがおすすめです。

Q: 日本語には対応していますか?
A: はい、プロンプト入力も日本語でOKです。特にアニメスタイルの表現力に優れており、日本人ユーザーにとって使いやすい環境が整っています。

Q: 他のAI動画生成ツールとの違いは?
A: 世界で初めて16秒間の動画を音声付きで一括生成できる点と、アニメ制作に特化している点が最大の特徴です。キャラクターの一貫性もトップクラスです。

Q: 生成にはどれくらい時間がかかりますか?
A: 約1〜2分で16秒の動画が完成します。

Q: どのプランを選ぶべきですか?
A: 試しに使ってみたいなら無料プラン、月10〜20本程度制作するならベーシックプラン(月額19.99ドル)、本格的に動画制作するならプロプラン(月額49.99ドル)がおすすめです。

Q: 商用利用は可能ですか?
A: はい、有料プランでは商用利用が可能です。詳細な利用規約は公式サイトでご確認ください。

Q: 高品質なアニメを作るコツは?
A: スタイルを「anime」に指定、高品質な参照画像(1024×1024以上)を用意してImage-to-Videoを使う、character consistencyなどのプロンプトを入れる、の3点が重要です。

Q: 生成した動画は編集できますか?
A: はい、MP4形式でダウンロードできるので、CapCutなどの動画編集アプリでさらに編集が可能です。

調査手法について

こちらの記事はデスクリサーチAIツール/エージェントのDeskrex.AIを使って作られています。DeskRexは市場調査のテーマに応じた幅広い項目のオートリサーチや、レポート生成ができるAIデスクリサーチツールです。

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