抗体医薬パイプライン分析2026|AIで解剖する大手10社の数字ドリル

抗体医薬パイプライン分析2026|大手10社の本数・段階・領域を解剖 ソフトウエア
抗体医薬パイプライン分析2026|大手10社の本数・段階・領域を解剖

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抗体医薬のパイプラインは、後期開発中のものだけで約209本、初出の2010年から8倍に膨らみ、いまや医薬品開発の主戦場になっています。本記事では、Roche・Merck・AbbVie・BMS・Pfizer・J&J・AstraZeneca・GSK・Novartis・Amgenの大手10社について、公表資料をもとに本数・段階・領域・モダリティを一次データで並べ、日本勢の位置と今後2〜3年の書き換えポイントを整理します。

  • 世界の抗体医薬市場は2025年で約2,723億ドル、CAGR 10.8%で2035年に7,594億ドル規模へ拡大[2]
  • 後期パイプラインは209本、2025年だけで19本の抗体が初回販売承認、規制当局レビュー中の分子が26本残る[1]
  • Phase 3では非腫瘍領域が76%を占め、腫瘍領域は二重特異抗体・ADCなど非通常型が過半という逆説
  • CD3×CD20 BsAbは4本並列承認(ORR 40〜76%、CR 32〜46%)、TROP2 ADCは三つ巴、HER2 ADCは早期乳がんで再拡張
  • ADCは承認15本、単発ライセンスで10桁ドル級ディールが並ぶ。Pfizer/Seagen 430億ドル、AbbVie/ImmunoGen 101億ドル、Merck/Kelun 93億ドル
  • 特許崖は3段構え。ヒュミラ、Keytruda 2028、Opdivo。10社の防衛戦の共通項は「BsAb+ADCの垂直厚み化」
  • 日本勢の中心は第一三共(DXd 6本、2026年に5本ローンチ、2035年に腫瘍領域トップ5入り宣言)
  • AI×抗体は「1本のプルーフ」から「複数プロジェクトを回すインフラ」へ相転移
  • 四半期ごとの監視サイクル(IR × 学会 × ClinicalTrials.gov × ニュース × Snorbeのナレッジグラフ)が実務の情報動線
  1. 後期パイプライン209本という主戦場 — 抗体医薬市場の全体像
    1. 市場サイズは3,000億ドル、CAGR約11%
    2. ADCとBsAbが数字を書き換える
    3. 主戦場は「後期パイプライン209本」
    4. 記事全体で追う数字の定義
  2. 大手10社の抗体パイプライン本数比較 — 一次データで並べる
    1. 比較表:抗体を中心とした主要開発品と主要Ph3
    2. 3社に注目:Roche、Merck、AbbVie
    3. Ambrx・Kelun・Nurix:ライセンスと買収で拡張
    4. 本数比較で気をつけたい落とし穴
  3. 開発段階と5つの競争激化レーン — Ph3の混雑を解剖する
    1. Ph3は「非がん×通常型IgG」に偏る
    2. 競争激化5レーン:CD3×CD20、TROP2、HER2、B7-H3、次世代PD-1
    3. Preclinical本数の見えにくさ
    4. Ph3ドリルダウンから見えてくる示唆
  4. モダリティ拡張と特許崖の3段 — ADC・BsAb・AI創薬が塗り替える勢力図
    1. ADCは承認15本、単発ライセンスで10桁ドル
    2. BsAbは承認15本、血液悪性腫瘍で二強に
    3. AI×抗体創薬は「1本のプルーフ」から「インフラ」へ
    4. 特許崖の3段構え
    5. 3社の防衛戦から見える共通項
  5. 四半期ごとに追える情報動線 — Snorbeで反復するパイプライン監視
    1. 一次資料:IR × 学会 × ClinicalTrials.gov
    2. 二次資料:ニュース × 市場調査
    3. Snorbeでナレッジグラフ的につないでいく
    4. Step1: ベースラインlandscapeを作る
    5. Step2: 週次・月次のデルタ検知を仕込む
    6. Step3: 引用と学会発表で早期シグナルを抽出する
    7. Step4: モダリティ別・領域別のスコアを重ねる
    8. Step5: R&D・BD・投資家・薬事で別切り口の運用を作る
    9. 3つの武器をあわせて使う
  6. FAQ — 抗体医薬パイプライン分析2026
    1. Q1. 抗体医薬のパイプラインとは何を指しますか?
    2. Q2. 後期開発中の抗体は何本ありますか?
    3. Q3. 大手10社で抗体パイプライン本数のトップはどこですか?
    4. Q4. ADCとBsAbは何が違いますか?
    5. Q5. 第一三共はグローバルで何位ですか?
    6. Q6. Keytrudaの特許崖はいつ来ますか?
    7. Q7. 抗体パイプラインの一次資料はどこを見ればいいですか?
    8. Q8. AIエージェントでパイプライン監視を効率化するには?
  7. 調査手法について

後期パイプライン209本という主戦場 — 抗体医薬市場の全体像

抗体医薬市場の全体像と主要モダリティの構成イメージ

抗体医薬のパイプライン分析を語るとき、多くの資料は「Keytrudaが2024年に約295億ドル売れた」といった売上ランキングから話を始めます。ただ、実務担当が知りたいのはその手前、開発中の分子が何本あって、どの段階にいて、どの領域を狙っているかという情報のはずです。ここでは市場サイズと「後期209本」という一次データから、パイプラインを俯瞰する土台を作ります。

市場サイズは3,000億ドル、CAGR約11%

まず土台となる数字を並べます。Towards Healthcareが2026年6月に公表した抗体医薬市場レビューでは、2025年の世界市場を約2,723億ドル、2026年に3,017億ドル、2035年には7,594億ドルまで拡大すると試算しており、2026〜2035年のCAGRは10.8%と置いています[2]。モノクローナル抗体(mAb)に絞ったGM Insightsの試算では、2025年2,859億ドル、2035年9,361億ドル、CAGR 12.7%とやや強気のラインが引かれています[3]。

バイオロジクス全体の中での抗体の位置づけも押さえておきたいところです。Grand View Researchの2026年版では、バイオロジクス市場の66.3%をモノクローナル抗体セグメントが占めており、北米が44.4%のシェアを握っています[4]。単体で見ると3,000億ドル、biologicsの中では過半、地域では北米が主戦場、という3層の入れ子構造です。

ADCとBsAbが数字を書き換える

サブモダリティ別に見ると、ADC(抗体薬物複合体)とBsAb(二重特異抗体)の勢いが際立ちます。Grand View Researchの2026年版は、ADC市場を2025年145億ドル、2033年321億ドル、CAGR 11.5%と見積もっています[5]。Vision Lifesciencesはさらに強気で、ADC市場は2025年156億ドルから2031年715億ドル、2026〜2031年CAGRは28.88%という予測を出しました[6]。予測にこれだけブレが出るのは、2023〜2026年のあいだにENHERTU(トラスツズマブ デルクステカン)、Trodelvy、Elahereが適応拡大を重ね、中国発のsac-TMTなど新規参入が四半期ごとに数字を上塗りしているためです。

BsAbはFDA承認済みが2026年5月時点で15本と、この5年で急拡大しました[34]。CD3×CD20 T細胞エンゲージャーだけでも4本が並列で承認されており、モノクローナルから多重特異へという流れが数字で追える段階に入っています。

主戦場は「後期パイプライン209本」

さらに解像度を上げると、The Antibody Societyの年次レビュー「Antibodies to Watch in 2026」が押さえておきたい数字を提供してくれます。同レビューによれば、商用の後期開発パイプラインに乗っている抗体治療薬はすでに約209本に達し、初出の2010年(26本)から8倍近くまで膨張しました[1]。2025年だけで19本の抗体が初回販売承認を受け、規制当局レビュー中の分子が26本残っているという集計も出ています[1]。

この209本を段階別・領域別・モダリティ別に分解すると、意外な構造が見えてきます。同レビューが2026年内にレギュラトリーレビューに進むと予想する21本のうち、76%が非腫瘍領域で、フォーマットの62%は通常型のIgGです[1]。裏を返せば、腫瘍領域では二重特異抗体・ADCなどの非通常型フォーマットが過半を占めるという構図が浮かびます。「抗体パイプラインが混雑している」と言っても、その混雑の中身は領域とモダリティで大きく違うわけです。

記事全体で追う数字の定義

以降のセクションで扱う数字は、いずれも公表資料からの引用値です。抗体単独に絞った公式カウントを出していない社は「抗体を含む主要開発品」の内数で示し、非公表は「非公表」と正直に書きます。四半期ごとに変動する数字なので、2026年上半期時点の集計であることを毎回明示します。「本数」の定義がバラバラなまま比較すると、記事全体の信頼を落としてしまうためです。

土台となる数字を確認できたところで、次のセクションでは大手10社の抗体パイプラインを一次データから並べていきます。

大手10社の抗体パイプライン本数比較 — 一次データで並べる

大手10社の抗体パイプライン比較イメージ

ここからは大手10社について、公表資料をもとにパイプライン本数と主要進行中案件を並べていきます。抗体単独の集計を公表していない社もあるため、抗体を含む主要開発品の内数で示し、非公表は「非公表」と明示します。2026年上半期時点の値で、四半期ごとに変動する前提です。

比較表:抗体を中心とした主要開発品と主要Ph3

社名 抗体を中心とする主要開発品 主要進行中Ph3・登録申請 ADC BsAb 主な情報源
Roche/Genentech 全パイプライン67プロジェクト前後、多くが抗体系 2026年に最大3件のNMEファイリング予定 Polivyほか複数 glofitamab、mosunetuzumab、NXT007ほか Roche投資家資料、JPM26レビュー[8]
Merck(MSD) Keytruda関連1,600試験、22,000人以上の臨床試験を22超 sac-TMTを11がん種、うちPh3が6つ sac-TMT、Kelun由来7品目導入 MK-6194ほか複数 Merck ASCO 2026、PharmaVoice[9][10]
AbbVie 元ImmunoGen資産+TCE、Top1i ADCで拡張 IMGN-151、pivekimab sunirineほか Elahere、IMGN-151、IMGC936ほか エミシズマブほか AbbVie ASCO 2026、SyneticX[11][12]
BMS 次世代パイプライン6本の2026読み出し Pumitamig、iza-bren(EGFR×HER3 ADC)ほか iza-brenほか Pumitamig BMS AInvest[13][14]
Pfizer Seagen統合後、腫瘍領域60プログラム ADCETRIS、PADCEV、TIVDAK、TUKYSA後継多数 Seagenプラットフォームで多数 複数 Fierce Pharma、Labiotech[15][16]
J&J(Janssen) ASCO 2026で20超のCT/RW試験 TALVEY、TECVAYLIの前線シフト、Ph3多数 Ambrx由来ADC複数 TALVEY、TECVAYLI、JNJ-79635322 J&Jプレス、Labiotech[17][18]
AstraZeneca Enhertu+Dato-DXd+自社パイプライン Enhertu adjuvant、Datroway TNBCほか Enhertu、Dato-DXd、I-DXdほか 複数 AstraZenecaプレス、pharmaphorum[19][20]
GSK Q1 2026パイプラインでB7-H3/H4 ADC加速 Depemokimab、ozureprubart、Mo Rez B7-H3、B7-H4 ADC 複数 GSK Q1 2026資料、Yahoo Finance[21][22]
Novartis 15の申請可能読み出し、30超の成長ドライバー資産 Exl-111、Calypso由来抗体 少数(Ipragratlimabなど) 複数 Novartisプレス、免疫イベント[23][24]
Amgen BiTEプラットフォーム+Imdelltraなど Imdelltra、DLL3 SC BiTE 少数 Imdelltra、複数のBiTE AJMC、Amgen press[25][26]

3社に注目:Roche、Merck、AbbVie

数字だけを眺めると10社が横並びに見えるので、動きが特に激しい3社を掘り下げます。

Rocheは、JPM26で提示された鎮痛戦略で、腫瘍・血液領域の刷新方針を打ち出しました[8]。2026年に最大3件のNMEファイリングを狙い、CD3×CD20 BsAbのglofitamab、mosunetuzumab、血友病Aの因子IX×X BsAbであるNXT007(中外提供)など、BsAbで層を厚くする戦略が特徴です。Genentech+Recursionの500Mマイルストーン達成からも、AI×抗体で神経領域を厚くする流れが読み取れます[30]。

MerckはKeytruda関連だけで1,600件の臨床試験を回しており、後継として20の成長ドライバー資産を用意しています[10]。中国Kelun-Biotechから2022年に最大93億ドルでライセンス導入したsac-TMT(TROP2 ADC)は、Endometrial Cancer Ph3のTroFuse-005で全生存期間・無増悪生存期間ともに有意差を出しました[28]。「Kelun投資の元は取れる」という評価を市場から受けた形です。

AbbVieは、2023年に101億ドルで買収したImmunoGenのADC資産(Elahere、IMGN-151、IMGC936、pivekimab sunirineなど)をコアに据え、ASCO 2026でも次世代腫瘍パイプラインを前面に出しました[33][12]。ヒュミラ後のシフトは、Skyrizi・Rinvoqの免疫領域と、ImmunoGen由来ADCの腫瘍領域で2軸に立てているのが特徴です。

Ambrx・Kelun・Nurix:ライセンスと買収で拡張

Pfizerは430億ドルでSeagenを完全買収し、腫瘍領域のプログラム数を倍増させました[15]。J&Jは20億ドルでAmbrxを買収し、Ambrx由来のADC資産を血液・多発性骨髄腫領域のTECVAYLI+DARZALEX FASPRO併用へ横展開しています[17]。AstraZenecaは第一三共と、Enhertu(HER2 ADC)で最大60億ドル、Dato-DXd(TROP2 ADC)でさらに大型ディールを重ねました[6]。

こうして並べると、10社中7社が「自社R&D+M&A+ライセンス導入」の3本立てでパイプラインを厚くしています。純粋な自社R&D縛りは残っておらず、抗体資産はM&Aとライセンスで動かしていくのが主流です。

本数比較で気をつけたい落とし穴

パイプライン本数を比較するとき、実務では次の3点で数字がぶれます。

  • 集計対象の粒度:抗体のみ/抗体を含む生物学的製剤/全モダリティ、で本数が変わります
  • 段階の切り分け:Preclinicalを含むか、Ph1以降か、で数字は倍近く変わります
  • ライセンス案件のカウント:自社R&D由来と、導入・共同開発案件を合算するかどうか

そのため、絶対数の比較では優劣を語れず、「同社の四半期推移」と「同じ切り分け条件下での他社比較」の2軸で見るのが実務的です。次のセクションでは、10社を段階別に切り直して、Ph3の混雑ぶりから競争激化領域を抽出します。

開発段階と5つの競争激化レーン — Ph3の混雑を解剖する

開発段階別の抗体パイプライン分布と競争激化領域のイメージ

パイプライン本数を並べたあとに実務で必要なのは、「どの段階に、どの領域で、どれくらいの本数が集まっているか」という詳細です。ここでは開発段階別の分布と、Phase 3で特に混雑している5つのレーンを、公表データから解剖します。

Ph3は「非がん×通常型IgG」に偏る

段階別で最も混雑しているのがPhase 3です。ここで意外な事実があって、The Antibody Society「Antibodies to Watch in 2026」の集計では、2026年内にレギュラトリーレビューに進むと予想される抗体21本のうち76%(16本)が非腫瘍領域で、フォーマットの62%は通常型のIgGだという結果が出ています[1]。

一方、腫瘍領域では二重特異抗体・ADCなど非通常型フォーマットが過半を占める構図で、Ph3の中身は領域とモダリティで大きく違うわけです。腫瘍領域=革新的モダリティの主戦場、非腫瘍領域=通常型IgGでの適応拡大と生活改善、という2軸で見えてきます。実務では、「うちの標的がどちらのバケツに入るか」で、競合分析の切り口を切り替える必要があります。

競争激化5レーン:CD3×CD20、TROP2、HER2、B7-H3、次世代PD-1

Ph3の混雑を実務目線で分解すると、この5レーンはそれぞれ違う顔を見せます。

CD3×CD20 T細胞エンゲージャーは、4本が並列で承認・上市済みです。数字で並べると、mosunetuzumab(Roche、ORR 40%)、glofitamab(Roche、ORR 50〜76%、CR 37〜46%)、epcoritamab(AbbVie/Genmab、ORR 54%、CR 36%)、odronextamab(Regeneron、ORR 48%、CR 32%)という並びで、いずれもフォローアップ試験と1次治療への前線シフトを競っています[27]。血液悪性腫瘍でのBsAbは、もはや「未来のモダリティ」ではなく「主流の選択肢」に近づいています。

TROP2 ADCは、Pfizer/Merck/Daiichi Sankyo+AstraZenecaの三つ巴です。Merckがライセンス導入したsac-TMTがEndometrial CancerのPh3 TroFuse-005で全生存期間・無増悪生存期間ともに有意差を出しました[28]。Daiichi/AstraZeneca陣営のDatroway(datopotamab deruxtecan)も同じレーンで、TNBCなど複数のPh3を走らせています[20]。同じ標的に、異なるリンカー・ペイロード・抗体骨格の資産が集まる構図です。

HER2 ADCは、Enhertu(HER2 ADC)が新たに2つの適応で米国承認を取り、HER2-positive早期乳がんのadjuvantでのポジションを固めました[19]。競合のフォロワーが同じ標的で開発を続けており、リンカーとペイロードの改良で差別化を狙う動きが2026年内に集中しています。

B7-H3/B7-H4 ADCは、GSKがQ1 2026パイプラインで加速を明言しています[21]。同時期に第一三共のB7-H3 ADCであるifinatamab deruxtecan(I-DXd)が小細胞肺がんPh2で高い奏効率を報告するなど、新しい競争レーンの立ち上がりが加速しています[20]。

次世代PD-1/PD-L1は、Keytrudaの2028年LOEを見越して、皮下製剤・BsAb・LAG-3/TIGIT併用など複数の後継フォーマットが並走しています。Merckは皮下Keytruda(Keytruda QLEX)で治療特許を2042年まで延長する見立てを提示しつつ、20の成長ドライバー資産で穴を埋めに来ています[10]。

Preclinical本数の見えにくさ

Preclinical本数は、各社が公開資料で本気で開示しない領域です。R&D dayスライドでは「20超のIND-enabling候補」といった塊での開示が多く、標的別の内訳までは出ないケースが大半です。それでも、第一三共は中期経営計画で「6本のDXd ADC」をコアと定義し、2030年までにADC承認を4本に、2035年までにグローバル腫瘍領域トップ5入りするという長期目標を対外的に置きました[29]。

つまり、Preclinical〜Ph1の情報は、公表本数だけでなく「中期経営計画のコア資産定義」や「R&D dayでの標的開示」まで含めて拾わないと、正確な競合ポジションが取れないというのが実務の実情です。

Ph3ドリルダウンから見えてくる示唆

段階と領域を切り直すと、次のような示唆が浮かびます。

  • 血液悪性腫瘍のBsAbは4本並列承認で、次はfrontlineシフトと併用戦略が競争軸
  • ADCは標的(TROP2、HER2、B7-H3)でレーンが分かれ、リンカー・ペイロード改良で差別化
  • 通常型IgGはCOPD、AtD、皮膚疾患など非腫瘍領域の長期投与型(半年に1回など)が伸びる
  • Preclinical本数は「公表しない」社が多く、中期経営計画とR&D dayでの標的開示で補完する

こうしたPh3の解剖を踏まえて、次のセクションではモダリティ革命(ADC・BsAb・AI創薬)と特許崖の3段構えを重ねて、勢力図の書き換えがどこで起きているかを見ていきます。

モダリティ拡張と特許崖の3段 — ADC・BsAb・AI創薬が塗り替える勢力図

ADC・BsAb・AI創薬などモダリティ革命と特許崖のイメージ

パイプラインの本数と段階を見たあとに気になるのは、「これから何が塗り替わるか」という中期の見立てです。ここでは、モダリティ側の変化(ADC・BsAb・AI創薬)と、売上側の変化(3段構えの特許崖)を重ねて、勢力図の書き換えがどこで起きているかを整理します。

ADCは承認15本、単発ライセンスで10桁ドル

ADCは、FDA承認済みが2026年時点で15本前後、グローバルでは21本超と数えられ、2025年だけで数本の新規承認が加わりました[32]。

M&Aと導入ライセンスの規模も他モダリティを圧倒しています。Pfizer/Seagenが430億ドルAbbVie/ImmunoGenが101億ドル、J&J/Ambrxが20億ドルと、抗体系の10桁ドル級ディールが並びます[15][33]。ライセンス側では、Merck/Kelun-Biotechが2022年に最大93億ドル、AstraZeneca/Daiichi Sankyoが60億ドル、Roche/Oxford BioTherapeuticsが2025年に2品目、Taiho/Arariに最大11.4億ドル、Glenmark/Hengruiが最大10.9億ドルと、単発の年間ADCライセンス総額は2024〜2025年に過去最高水準を更新しています[6]。

「10桁ドルのADCディールが当たり前」という現在地は、5年前には想像できなかった水準です。ADC参入コストが上がったぶん、後発は「同じ標的で別ペイロード」ではなく「別の標的や別のリンカー化学」で差別化する必要が高まっています。

BsAbは承認15本、血液悪性腫瘍で二強に

BsAb(二重特異抗体)はFDA承認済みが2026年5月時点で15本と、この5年で急拡大しました[34]。

多発性骨髄腫では、J&Jが2026年3月にTECVAYLI+Darzalex Faspro併用を第2ライン級で承認取得し、死亡リスク54%減という結果を出しました[17]。血液悪性領域はJ&JとRoche/Genentechの二強で、その後をAbbVie/Genmabが追う構図です。Amgenの小細胞肺がんBiTEであるImdelltra(tarlatamab)は2025年に米国で本承認、2026年4月には中国で承認され、皮下投与型のDLL3 BiTEも開発が進んでいます[25][26]。

ナノボディ・多重特異抗体はNature Reviews Drug Discoveryの2026年レビューでも「効率の天井を破る次の一手」として整理されており、非腫瘍領域での初のBsAb承認が視野に入りつつあります[35]。

AI×抗体創薬は「1本のプルーフ」から「インフラ」へ

AI創薬は、抗体分野に絞ってもここ2年で「デモから資産へ」フェーズに突入しました。Isomorphic Labsは2025年に6億ドル、2026年前半に追加ラウンドで累計21億ドルを調達し、Eli Lilly、Novartis、J&Jとマルチビリオンドルの多年契約を締結しました[36][37]。

Genentech(Roche)とRecursion Pharmaceuticalsは、2021年開始の最大120億ドル規模のAI創薬提携において、2025年11月に「マイクログリアマップ」(17,000遺伝子、100,000 sgRNAノックアウトを含む4,600万枚のイメージデータ)を納品し、Recursionは30百万ドルのマイルストーンを獲得しました。累計マイルストーンは5億ドルを超えました[30]。

抗体特化のAI企業として一気に知名度を上げたのがAbsciです。同社のジェネレーティブ抗体設計ワークフローから生まれたABS-101(抗TL1A抗体)が、2025年5月にPh1試験入り、2026年6月には1億ドル調達をEli Lillyら戦略投資家からクロージングしました[38]。Sanofiは2026年、Owkinとの5年間戦略提携を延長し、Owkinの「K Pro」エージェントを社内R&Dプラットフォームに統合する形にアップデートしました[39]。

一方で日本勢のChugai Pharmaceuticalは、自社AI創薬プラットフォーム「MALEXA」由来の唯一のクリニカル抗体BRY10を2025年に開発中止としつつ、「MALEXAは他プロジェクトに横展開する」と表明しました[40]。AI抗体は「1本目のわかりやすい成功例」を求めるフェーズから、「複数プロジェクトを回すインフラ」へと転換しつつあることが、これらの動きから読み取れます。

特許崖の3段構え

抗体医薬の「崖」は3段構えで迫っています。

1段目:ヒュミラ(AbbVie) はすでに米国でバイオシミラー競合が始まり、AbbVieはSkyrizi、Rinvoq、Elahere、そしてImmunoGen由来ADC群への切り替えで乗り切ろうとしています[11]。

2段目:ケイトルーダ(Merck) は2028年後半に米国LOEを迎え、2024年の売上約295億ドルのうち約8割が浸食されると試算されています[7]。Merckはケイトルーダの皮下製剤(Keytruda QLEX)で治療特許を2042年まで延長する見立てを提示しつつ、20の成長ドライバー資産、Verona PharmaとCidara Therapeuticsの買収、Kelun-Biotech由来ADCなどで最大700億ドル規模の中長期売上機会を提示しています[10]。

3段目:オプジーボ(BMS) は2020年代末に向けてLOEが視野に入り、BMSは2026年内の6つの重要読み出し、iberdomide/mezigdomide、EGFR×HER3 ADCのiza-bren、pumitamigなど次世代BsAb・ADCへの賭けを厚くしています[13][14]。

3社の防衛戦から見える共通項

抗体医薬という括りで見ると、AbbVie・Merck・BMSの3社の防衛戦には共通項があります。「BsAb+ADCで垂直に厚みを出す」戦略です。単剤の抗体で守りきれないKPIを、モダリティミックスで取りに行くという発想は、他の大手にも波及しています。

  • 治療特許を製剤変更(皮下、長期投与)で延長する
  • 買収とライセンス導入で標的の幅を広げる
  • BsAbで併用効果を、ADCで新規標的での立ち上がりを狙う

10社の中期戦略を並べると、この3点セットが共通のプレイブックになっています。単一モダリティのゲームからは、いよいよ本格的にモダリティミックスのゲームに移りつつあるわけです。

次のセクションでは、この激しい書き換えを実務で追い続けるための情報動線と、四半期監視サイクルを提案します。

四半期ごとに追える情報動線 — Snorbeで反復するパイプライン監視

四半期監視サイクルとSnorbeのナレッジグラフによるパイプライン監視イメージ

抗体パイプラインは3か月で表情が変わります。ここまで並べた10社の本数・段階・領域・モダリティは、次の四半期には別の数字になっている可能性が高いわけです。実務で今日から使える情報動線と、Snorbeのようなナレッジグラフ型AIリサーチエージェントで反復させる四半期監視サイクルを提案します。

一次資料:IR × 学会 × ClinicalTrials.gov

まず一次資料として、次の3層を巡回すると取りこぼしが減ります。

IR層は、各社のInvestor Relationsサイト(四半期決算プレゼン、パイプラインPDF)、R&D Day配信、そしてJPM Healthcare Conferenceの発表資料が基盤になります。たとえばGSK Q1 2026パイプラインPDFNovartis Immunology Pipeline Event資料は、標的と段階が四半期ごとに更新されます[21][24]。

学会層は、ASCO・ASH・AACR・EULAR・EHAといった主要学会のプレスキットです。Merck ASCO 2026AbbVie ASCO 2026のリリースが、腫瘍領域の最新読み出しをまとめて提供します[9][12]。

臨床試験層は、米国のClinicalTrials.gov、EUのCTIS、日本のJRCT、中国のChinaDrugTrialsの4サイト横断が基本です。同じ標的でも国別に登録・組み入れ・中止のタイミングが違うため、4サイトを組み合わせると変化のシグナルを早めに拾えます。

二次資料:ニュース × 市場調査

二次資料は、Endpoints News、Fierce Pharma、BioPharma Dive、STAT、Reuters、pharmaphorum、AJMC、Nature系のニュース記事(d41573-XXX-XXX-Xシリーズ)を軸にすると、承認・売買・提携・失敗の速報が拾えます。マクロ動向はEvaluatePharma、IQVIA、Precedence ResearchGrand View Research、Coherent Market Insightsなど市場調査各社のリリースが便利です[2][4]。

一次と二次を毎四半期ぐるぐる回すと、四半期あたり数十件の変化イベントが蓄積されます。ここで問題になるのが、「先週の情報と、3か月前の情報と、半年前の情報を、どうやって同じ地図に載せるか」です。

Snorbeでナレッジグラフ的につないでいく

10社×抗体×フェーズ×領域を、単なる表で追うのではなく、ナレッジグラフ的につないでいくと、「Aの新規標的Xは、Bの2年前の失敗と同じ標的だから、リスクが再燃するかも」といった横串の気づきが得られます。この視点は投資家や薬事担当ほど、日々の意思決定で効いてきます。

この横串の気づきを実務で回すための新しい選択肢が、完全記憶型ナレッジグラフを持つAIリサーチエージェントSnorbeです。ここではSnorbeを使った四半期監視サイクルを、5ステップで具体化します。

Step1: ベースラインlandscapeを作る

まず、10社×主要標的×フェーズの初期グラフを一気に描きます。SnorbeのDeep Researchモードに「大手10社の抗体パイプラインの2026年上半期時点のlandscapeを描いて、標的・フェーズ・領域で分類してください」と自然言語で投げると、PubMed、arXiv、Semantic Scholar、JPO/EPO/Google Patentsを横断してlandscapeを作ります。ここで作ったベースラインが以降の運用の起点になります。

Step2: 週次・月次のデルタ検知を仕込む

ベースラインができたら、次は「先週から何が変わったか」を継続監視します。追う対象は次の5種類が中心です。

  • 新規Ph1入り/Ph3読み出し
  • FDA・EMA・PMDA承認
  • 大型ライセンスとM&A
  • 開発中止
  • 新規標的の学会発表

Snorbeは完全記憶型ナレッジグラフなので、月をまたぐと記憶が育ちます。「先月のsac-TMTのTroFuse-005読み出しと、Datrowayの動きは?」といった問いを、過去の文脈を保ったまま投げられます。

Step3: 引用と学会発表で早期シグナルを抽出する

新興の標的やモダリティは、用語が定まる前に論文と学会で先に出てきます。同じ被引用先を共有するクラスタや、同じ標的の連続する学会発表を追うと、承認前のシグナルを掴めます。

たとえば「B7-H3 ADC」というレーンが今のように話題になる前から、Nature系レビューと学会アブストラクトで前兆が出ていました。Snorbeのナレッジグラフはこの引用網と学会発表の連鎖の生成・維持が得意で、「B7-H3 ADCで、まだ登録されていない標的抗体を探して」と自然言語で問いを立てられます。

Step4: モダリティ別・領域別のスコアを重ねる

本数だけでは「勢い」が見えません。承認済み本数、Ph3成功率、Ph3の残り数、直近12か月のライセンス総額、被引用数などを組み合わせて、モダリティ別・領域別のスコアを作ります。

  • 「CD3×CD20 BsAbはPh3成功率が高く、次はfrontlineシフトのレーンが最重要」
  • 「TROP2 ADCはPh3が3社並列で、次12か月の読み出しが勝負」
  • 「B7-H3 ADCはPh1・Ph2が集まっていて、24か月後にPh3の混雑が来る」

こうしたスコア化ができると、投資判断・BD交渉・薬事戦略が抽象論から具体論に変わります。

Step5: R&D・BD・投資家・薬事で別切り口の運用を作る

同じSnorbeのグラフを、4者が別々の切り口で使う運用にします。

  • R&D企画は月次で「標的×モダリティ」の空白域を探し、自社の次期プロジェクト候補を組む
  • BDは四半期で「導入候補×競合ポジション」の一覧を更新し、Ph1〜Ph2の中国発ADC・BsAbをスクリーニング
  • 投資家・アナリストは決算前後で「6か月ROI予測」を組み、Ph3読み出し予定と特許崖のインパクトを重ねる
  • 薬事担当は承認レビューカレンダーを軸に「同じ標的の海外先行事例」を並べ、日本での対応方針を先回りする

Snorbeの完全記憶型ナレッジグラフは、四半期をまたいでも「以前このイベントで話した内容」を保持するため、月ごとに背景を語り直す必要がありません。

3つの武器をあわせて使う

パイプライン監視は「専門DBの網羅性 × 自然言語での問いやすさ × 記憶の育ちやすさ」の3つで決まります。既存のCiteline、Trialtrove、EvaluatePharmaといったプロプラエタリなSaaSは網羅性の武器を提供し、それに加えて自然言語で問いを立てて、ナレッジグラフで文脈を保つ武器としてSnorbeを組み合わせると、四半期監視サイクルが軽くなります。

Snorbeは、専門DB群(JPO・EPO・Google Patents・arXiv・PubMed・Semantic Scholar)をクエリを意識せず自然な日本語で叩けるため、「HER3-DXdのPh3読み出しは競合と比べてどうか」を、PubMedの症例報告と特許出願動向、学会レビューを跨いで一つのグラフに集約できます。抗体パイプラインという情報鮮度勝負の領域では、「別軸の武器」として使う価値が特に高い場面です。

抗体医薬は209本の後期パイプラインが同時に進む主戦場です。四半期ごとに監視サイクルを回して、記憶を育てるところから始めてみてください。

FAQ — 抗体医薬パイプライン分析2026

Q1. 抗体医薬のパイプラインとは何を指しますか?

抗体医薬のパイプラインは、Preclinicalから承認レビューに至るまでの、開発中のモノクローナル抗体・二重特異抗体・抗体薬物複合体(ADC)などをすべて含みます。実務では「臨床試験入りしたもの」(Ph1以降)に限定して数える場合と、Preclinicalを含めて数える場合があります。集計を比較するときは、この境界線がどこにあるかを毎回確認する必要があります。

Q2. 後期開発中の抗体は何本ありますか?

The Antibody Societyの年次レビュー「Antibodies to Watch in 2026」によると、後期開発パイプラインには約209本の抗体治療薬が乗っています[1]。2010年の初出時点では26本だったので、15年で8倍近くまで拡大しました。2025年だけで19本の抗体が初回販売承認を受け、規制当局レビュー中の分子が26本残っている集計です。

Q3. 大手10社で抗体パイプライン本数のトップはどこですか?

抗体単独に絞った公式カウントを出していない社があるため、単純比較は難しいのが実情です。Rocheは全パイプライン67プロジェクト前後で多くが抗体系、Merckはケイトルーダ関連だけで1,600件の臨床試験を回しています[10]。PfizerはSeagen統合後に腫瘍領域60プログラム、Novartisは30超の成長ドライバー資産を並べています[15][23]。総本数ではRoche・Merck・Pfizerが三強と言えますが、モダリティ別(BsAb・ADC)で切ると別の並びになります。

Q4. ADCとBsAbは何が違いますか?

ADC(抗体薬物複合体)は、抗体に細胞傷害性の薬剤(ペイロード)をリンカーでつないだ複合体です。抗体で特定の細胞をピンポイントに認識し、そこにペイロードを届けます。BsAb(二重特異抗体)は、2つの異なる抗原に同時に結合する抗体で、たとえばCD3×CD20 BsAbは、がん細胞(CD20)と免疫細胞(CD3)を橋渡しして免疫応答を引き出します。FDA承認済み本数は、ADCが15本前後、BsAbが15本と、ちょうど同じ規模です[32][34]。

Q5. 第一三共はグローバルで何位ですか?

売上規模ではまだグローバル10社に一段小さいものの、ADC分野に絞ると事実上、世界のADCリーダーの位置です。DXdプラットフォームからENHERTU(HER2 ADC、AstraZenecaと共同開発)、Datroway(TROP2 ADC)、patritumab deruxtecan(HER3-DXd)、ifinatamab deruxtecan(B7-H3、I-DXd)、raludotatug deruxtecan(CDH6、R-DXd)、ifetroban deruxtecanなど6本のDXd ADCが並びます[29]。2026年に5本のADCローンチ、2035年にグローバル腫瘍領域トップ5入りが公式目標として置かれています。

Q6. Keytrudaの特許崖はいつ来ますか?

Keytrudaの米国LOEは2028年後半に来ます[7]。2024年の売上約295億ドルのうち、約8割が浸食されるとの試算があります。Merckは皮下製剤「Keytruda QLEX」で治療特許を2042年まで延長する見立てを提示し、20の成長ドライバー資産、Verona PharmaとCidara Therapeuticsの買収、Kelun-Biotech由来ADCなどで最大700億ドル規模の中長期売上機会を提示しています[10]。防衛戦の中心はBsAbとADCへの分散です。

Q7. 抗体パイプラインの一次資料はどこを見ればいいですか?

一次資料は3層で押さえます。第1層は各社のInvestor Relationsサイト(四半期決算プレゼン、パイプラインPDF、R&D Day配信)。第2層はASCO・ASH・AACR・EULAR・EHAの主要学会プレスキット。第3層は臨床試験レジストリで、米国のClinicalTrials.gov、EUのCTIS、日本のJRCT、中国のChinaDrugTrialsの4サイト横断が基本です。二次資料としてEndpoints News、Fierce Pharma、BioPharma Dive、STAT、Reuters、Nature系のd41573-XXX-XXX-Xシリーズが速報を拾うのに役立ちます[35]。

Q8. AIエージェントでパイプライン監視を効率化するには?

四半期ごとに更新される情報をナレッジグラフでつなぐと、「Aの新規標的Xは、Bの2年前の失敗と同じ標的だから、リスクが再燃するかも」といった横串の気づきが得られます。ナレッジグラフ型AIリサーチエージェントのSnorbeは、PubMed・arXiv・Semantic Scholar・JPO/EPO/Google Patentsを自然言語で横断でき、完全記憶型なので四半期をまたいでも文脈を保ちます。既存のCiteline・Trialtrove・EvaluatePharmaといった専門SaaSと組み合わせて、「網羅性 × 自然言語での問いやすさ × 記憶の育ちやすさ」の3軸で監視サイクルを軽くする使い方が有効です。

調査手法について

こちらの記事はグラフAIリサーチプラットフォームのSnorbeを使って作られています。Snorbeは研究開発・新規事業向けの調査テーマに応じた幅広い項目のオートリサーチや、ナレッジグラフの構築、構造化レポートの生成ができるAIリサーチツールです。

Screenshot

調査したいテーマを入力するだけで、AIが深堀りすべき観点や広げるべき調査項目をレコメンドしながら、自動でリサーチを進めます。収集した情報はナレッジグラフとして蓄積され、未調査領域(ホワイトスペース)を可視化しながら調査の網羅性を高めていけます。

また、観点マトリクスを30秒・構造化レポートを10分で自動生成する機能があり、出典付きのレポートをMarkdown/PDF形式でエクスポートできます。調査の元データも保存されるため、ファクトチェックや社内共有も容易です。

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また、グラフAIを活用した社内ナレッジ管理や、研究開発・新規事業のリサーチ支援、セルフホスト導入のご相談も受け付けています。お困りの方はお気軽にご連絡ください。

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